
人は、いつから大人になるのでしょう?
「自分も大人になったなぁ」と思う瞬間はあっても、もっと大人なひとを見れば「自分はまだまだ子どもだなぁ」とも感じます。
定義が曖昧な「大人」ですが、以前3PMmm…でお話を伺った絵本の古本屋さん『MAIN TENT』のご店主が素敵な言葉をくださいました。
“当店には、0歳から100歳までの子どもがたくさんいらっしゃいます”
たとえ見た目は大人になったとしても、完全に別の人間に生まれ変わり、子どもの自分がいなくなるわけではありません。
大人である自分も、子ども時代から変わらない自分も、同じように自分の中にあり続けること。
普段は大人として世をうまく乗りこなしているつもりでも、イヤイヤ期みたいに何もかも拒否したくなったり、うまく行かないことに悩んで感情的になったりと、子ども時代のように、守られて甘える先があるからこそ生まれる感情もありますよね。
今まで出逢ってきた素敵な大人のひとたちは、そういう自分の中にある子どもっぽさに気づいて、うまく付き合っている人たちだったように思うのです。
『3PMmm…編集部』山越栞
