今回は、これからの季節にぴったりなさわやかおやつ、「レモンBOX」のご紹介です。
使用したのは、自然栽培で育てられた広島県産のレモン。パティシエの遠藤が通常栽培であるスーパーのレモンと食べ比べた際、その美味しさの差に感動し、こちらのレモンを使用することにしました。
一体、どんなレモンなんだろう。
詳細を教えてもらいましたよ。
育て親であるレモン農園、国広自然栽培農園さんは無農薬、無肥料の自然栽培を行っており、果樹の自然栽培の第一人者である道法正徳さんのご指導を受けて栽培されています。
木が本来持っている成長ホルモンを生かす剪定方法をとっており、この栽培方法で作られたレモンは鋭い酸味ではなく優しくまろやか、ほんのりと甘みも感じられます。
皮の内側の白い部分のえぐみなども全くないんですって。すごい。
このレモンBOXでは、2種類のレモンのおやつをつくりました。
ひとつめはタルト。上のしゃりしゃりしたところがアイシングクッキーのようで、レモンの味わいがぎゅぎゅっとつまっています。
レモンフレーバーのおやつは甘めだったり酸味があまり強くないものもありますが、これはしっかりレモン。がつんとレモン、って感じです。
紅茶といっしょに食べたら、口の中が上質なレモンティー味になりそうだなあ。
わたしはこれ、すごくすきです。
もうひとつはレモンのケーキ。ちょっと埋もれて見えづらいですが、自家製のシロップ漬けのレモンをちょこんと乗せています。
見た目から「こっちの方が酸っぱいんじゃない?!」と思ってしまいそうなのに、実はケーキの方が酸味は控えめ。
レモンのさわやかな苦みがケーキの甘みを引き立てる名脇役的存在感です。
じめじめむしむしのこれからの季節(もうすでにじめじめしてますが)、清涼感のあるおやつを楽しみながら気分もすっきりさせちゃいましょう。