チョコレートってすごく不思議な食べものですよね。
あんなカチカチの殻を割って、そこから果肉に包まれたカカオ豆を取り出して、発酵させて、チョコレートになるよう加工して……
わたしがもし人類で最初にカカオ豆を割ったとしたら、白い果実にびっくりして確実に「これは口に入れちゃだめなやつ……!!」と食べるのを諦めていたと思います。
ちなみにカカオは16世紀に貨幣として使われていたり、断食の際に「食品」として扱うか「薬品」なのか論争が繰り広げられたことがあったりと、ルーツがとても面白い食べものです。
ぜひ興味のある方は調べてみてくださいね。
そんなわけで、今回は現代で手軽に食べられるようになった魅惑のチョコレートを楽しめる「チョコセット」のご紹介です。
ひとつはアガベチョコレートダーク70%。「アガベ」は聞き慣れない方も多いと思います。わたしもスナックミーに入社して初めて耳にし、「アダム?イブ?」と混乱しました。
アガベとはアガベシュガーのこと。天然甘味料でクセのない爽やかな甘みが特徴です。
アガベシュガーがカカオの深い味わいをうまく引き立て、ビターなチョコレートですが、スッキリとした甘みを後味に感じられます。
もうひとつはココシュガーチョコレート アーモンドミルク58%。
コクが強いが後味はサッパリしているのが特徴の、ココナッツシュガーを使用しています。
また、生産者さん自家製のアーモンドミルクを使用。アーモンドミルクは植物性ミルクなため乳製品は不使用ですがクリーミーな優しい甘さで、豊かなカカオの香りが広がります。
乳化剤や香料を一切使っていないのも嬉しいポイント。
個人的にこれまでは、さりげなく見たことのある名称の添加物が入っていると、「まあこれがあるからお手軽に美味しいんだろうな……」と思ってしまっていましたが、本当はなくても美味しいチョコレートは作れるんですよね。
ぜひカカオ本来の豊かな風味を楽しんでいただけたら嬉しいです。