“Autumn is a second spring when every leaf is a flower.”
あらゆる葉が花である秋は、二番目の春である。
– Albert Camus(アルベール・カミュ)
今日から11月。いよいよ今年も終わる……!と急に焦っています。
4〜5年前の話になりますが、ある地下鉄の駅の階段をのぼりきったら、ぽっと色の塊が落ちていることに気づいてびっくりしました。黄色が落ちてる!!
視力がやや悪くなっているのに裸眼で過ごしていたからというのもありますが、本当に絵の具が固まったような黄色の塊が落ちてると思ったんです。
近づいてみると、銀杏の葉でした。
わ〜、と思いながらふと上を見上げてみたら、地面の何倍もの数の葉をつけた銀杏の木がまぶしく輝いていました。
銀杏の葉がふもとにある木は銀杏に決まってるんですが、そんな当たり前のことも嬉しくなるくらい綺麗だったんです。
田舎がである地元でならもっとそういった場面に出くわしてもおかしくなかったのですが、思い返して見ると車社会で、記憶にあるのはいつも車窓から眺める銀杏並木でした。
春の風物である桜の花の色もまた、景色をがらっと塗り替える迫力を持っています。ただ、散った後の花びらは個人的に「儚さ」や「痛ましさ」を感じるので、色が落ちてる!という感覚とも違います。
秋の葉の美しさには花のような「儚さ」がないからこそ、春とは違った感覚で色彩を楽しむことができるのかもしれません。
今週の言葉を見つけたとき、とても好きだなあと思いました。「あらゆる葉が花である」、素敵な表現です。
寒くなってきましたが、みなさんも日々の中で秋の花を見つけてみてくださいね。
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今回も最後までお読みくださりありがとうございました。先週は季節の変わり目という一番気を引き締めなければならないタイミングにしっかり風邪をひいてしまい、開始してから初めて月曜日のエッセイとメルマガをおやすみしてしまいました。楽しみにしてくださっていた方、すみません……!
みなさんもご自愛ください。
文=ひらいめぐみ
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