「リアルフードスナックを届けてくれる生産者さんのことが知りたい!」とあるユーザー様からお声をいただき始まったこの企画。
今回は、snaq . meの定番おやつ「野菜カリカリスティック」を届けてくださる村の菓子工房(むらのかしこうぼう)さんにインタビューをいたしました。
野菜をまるごと使って、おんなじおやつをみんなで食べれるようにと作られたおやつ、その開発の裏側に迫ります。
野菜カリカリスティックってこんなおやつ
卵、乳製品、小麦粉、白砂糖を使用せず全て植物性の材料のみで作られた、ノンフライのカリカリスティック。長崎県産の野菜をピューレにして焼いています。
小さなお子さまはおやつに、オトナの方はおつまみに!止まらなくなる美味しさです。
お母さんが、お子さんや家族に手作りするように
– 野菜カリカリスティックの原料にはどんなこだわりがありますか?
原材料には、地元の野菜を使用しています。生産者さんの畑直送だったり、近くの直売所で購入したり。
できる限りB級品(またはクズ野菜と呼ばれたりもします)を使用します。綺麗な野菜は市場で流通してもらって。
大きすぎたり、小さかったり、いびつだったり、ある時は出来すぎたり……。そんな、もったいない野菜を使ってやさいのカリカリを作っています。
また、副材料も美味しくて安全なものにこだわっています。
福岡県産の無農薬合鴨農法で育ったお米で作られた米粉や、遺伝子組み換えでないNON-GMOの一番搾り菜種油、アルミフリーのベーキングパウダーなど。
お母さんが、お子さんや家族に手作りしている感覚で材料を選んでいます。
色々な人が同じお菓子を囲んで過ごす『おやつの時間』
– 野菜カリカリスティックはどのように開発されたのですか?
以前の共同経営者の「アレルギーのある人、健康志向の高い人、野菜不足を感じている人、小さいお子さんからお年寄りの方まで、いろんな人が同じお菓子を囲んで“おやつの時間”を過ごせたらいいなぁ」という想いから「やさいのカリカリ*」は生まれました。
彼女は、さまざまな方が一緒に食べられるお菓子を作ろうと思い、レシピを探したそうです。
ところが彼女が思う理想のお菓子がなく、まずそのレシピ本を閉じるところから始めました。
にんじんを擦り、米粉を加え、てんさい糖で甘みを足し、油で揚げずに油分を足す方法を模索したり。
足したり、引いたりしながら、何度も試作し、「人参のカリカリ」ができました。
はじめ、「人参のカリカリ」から始まったカリカリシリーズは、ごぼう、ほうれん草とバリエーションを増やし、現在6種類になりました。
手間暇がかかったお菓子
– 製造の工程で苦労することなどはありますか?
カリカリの形から、ベルトコンベヤーで大量に作られる製造工程を想像をされがちですが、全て手作業でコツコツ作っています。
生地は絞り袋で生クリームを絞るみたいに一本づつ天板に絞りだして焼きあげています。実は、とても手間暇がかかったお菓子なんです。
暮らしに寄り添うお菓子を作りたい
– snaq . meユーザーのみなさまにメッセージをお願いいたします。
小さな工房で、コツコツ手作りしている焼き菓子屋です。
みなさまの日々の暮らしに寄り添える素朴なおやつをこれからも作り続けてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
※snaq . meでは「やさいのカリカリ」を「野菜カリカリスティック」という名前でお届けしています。
-Profile-
濱浦 かをる・村の菓子工房 お菓子職人
三方を海に囲まれた長崎県の西海市で10年前に開業。アレルギーがある方にもみんなと一緒に同じお菓子でおやつの時間を楽しんでいただくため、低アレルゲンの専用製造所を2020年1月新設。
※本インタビューは発行当時の掲載内容です。
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