小さいころ、「さつまいも」と「にんじん」がどうしてこんなにも違う味なのかとても疑問でした。

甘みがあって細長くて、皮がちょっとかたくて……

共通するところがいっぱいあって同じ野菜なのに、さつまいもはスイーツみたいな甘さ。にんじんは煮物や炒め物に入れて馴染む味わい。

こんなに野菜でスイーツ好きに愛される食材ってあんまりないんじゃないでしょうか。

そんなさつまいも大好きさんに、家にストックされてると嬉しくて踊りたくなっちゃうさつまいもチップスのご紹介です。

蜜芋とも呼ばれる「紅はるか」、時期により「金時芋」を使用しているのですが、どちらも濃厚な甘さを持つさつまいも。

味付けにコクとうまみのある種子島産の粗糖を使用し、さつまいも本来の旨みを引き立ててくれています。

個人的にいちおしなのが、もうひとつの塩味。ぜひプレーンを先に食べて、しっとり口の中でなじむ甘みに慣れた後、塩味を試してみてください。

さつまいものまろやかな甘みに、きりりとアクセントになった塩味が同時にやってきて、しあわせなあまじょっぱい風味が広がります。

まるで、足し算しか習っていなかったところから掛け算の概念を教えてもらい、「なるほど！」と視界が開ける感覚のよう。

掛け算の仕組みに気づいた人はすごいです。

ぜひ2種類の味わいを比べながらお楽しみください。

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