2022.02.10

【COLUMN】愛情表現

スナックミー

 去年から猫と暮らすようになって、実家で飼っていた犬たちとの感情表現の違いにすごく戸惑いました。

 あまりに大人しいので体調が悪いのかと心配になり、譲ってもらった保護猫団体の方に相談してみたところ、「成猫はそういう子もけっこういますよ」とのこと。実家の飼い犬が愛嬌の権化みたいな性格なので、余計に不安になってしまったのだと思います。「犬と猫がこんなに違うなんて知らなかった…」と、衝撃を受けた猫初心者なのでした。

 最近は、喉をゴロゴロ鳴らすとか、見つめあって瞬きをすると返してくれるとか、だんだんと心の距離が縮まってきていて嬉しいです。

 「もしも自分が犬だったら尻尾をぶんぶん振って気持ちを伝えられるのに」なんて比喩表現を聞くこともありますが、人間の愛情表現は、もしかしたら猫よりも分かりにくかったりするのかもしれません。

 「好き」と言っていても実は裏切られていたり、かと思えば、まったく言葉にしないけれど深く愛されていたり。犬や猫のように、言葉がなくてもわかる合図みたいなものがあったらいいのでしょうか。それとも、わかりにくいから味わい深いのかな。

 でも、照れくさいからと愛情表現をおろそかにしてしまうのは、どこか甘えがあるような気もします。とはいえ伝えすぎも重いだろうし…。

 ちょうどよい距離感で、相手にはっきりと伝わる自分なりの愛情表現を持っておきたいものです。

『3PMmm…』編集担当 山越 栞


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