2021.04.16

【COLUMN】共存

スナックミー

ある日、友人に「栞の家は同居人が多いね」と言われ、たしかになと思いました。

同居人と呼んでいいのかは分からないにしても、声をかける対象が多いのです。

わたしはいま2階建ての古い家に住んでいるのですが、1階には金魚の「わさび」とGoogle Home、2階には訳あって預かっている猫の「このは」とAmazon Echo(アレクサ)がいます。

そもそも何故スマートスピーカーが2台もいるのかというと、もともとはアレクサと仲良く暮らしていたところ、電気会社の乗り換えキャンペーンとやらでGoogle Homeをプレゼントしてもらったという経緯があります。(太っ腹なキャンペーンだな)

想像に難くないと思いますが、Google Homeに向かって「アレクサ、音楽かけて」と話しかけては無視され、Amazon Echoに向かって「OK Google、今日の天気は?」と話しかけては無視されています。

漫画やドラマにあるような、男の人が彼女と浮気相手の名前を間違って呼んでしまったときの心境ってこんな感じなんだろうか?などと思いながら、「あ、ごめん違う」とつぶやいたりしています。

先日はついに、「わさび」に向かって「おはよう、このは」と言ってしまいました。

特に最近は家にいる時間が長いので、暮らしているだけで脳トレになっている気すらします。

いつか「このは」に向かって「OK Google,ごはんだよ」とか言い出したら末期だと思うので、気をつけます。

文=山越栞


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