2020.12.03

【COLUMN】“クリエイティブ”って便利な言葉。

スナックミー

 「表題の通りです」といった感じなのですが、壁にぶち当たったとき、「クリエイティブ」という言葉に救われることって多いなぁと思うのです。

 誰の言葉だったのかは忘れてしまったのですが、多分どこかの一流女優が「○○ってクリエイティブよね」と語っているインタビュー記事を読んで、「なるほど」と感銘を受けたのを覚えています。

 ほかにも、アーティスト活動をしている友人が何かに悩んでいたとき、「先輩に”いい作品ができそうだな”と笑われた」と話してくれたことがあったり。

 そういえば、尊敬している茶道の先生から「なにか大変なことがあったら、小石がぶつかってきたなと思いなさい。そして、その小石を悪いものだと思うんじゃなく、しなやかに受け止めて、ありがとうって感謝をするのよ」と教えてもらったこともありました。

 たしかに、目の前に苦労や困難が立ちはだかっているときって、そうでないときと比べものにならないくらい色んなことを考えるし、解決したいと思うからあれこれインプットをたくさんするんですよね。

よく言われることだけど、その経験が結果的に人としての深み、みたいなものになっていくんだろうな。

 それらに気づいてからは、けっこうやばめな仕事のトラブルや、人間関係の歪みなどにぶつかったときは「クリエイティブだね」と心でつぶやくようになりました。するとちょっとだけポップに受け入れるようになるから不思議なもので。

もしよければなのですが、騙されたと思って、大御所クリエイティブディレクターっぽく「この仕事の詰み具合、クリエイティブだ」とか「片思いってクリエイティブじゃん?」とか言ってみてください。

多分言いながらちょっと笑っちゃうので、けっこう救われると思います。

文=山越栞


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