ゲストといっしょにおやつを囲んでフリートークを楽しむ企画。おやつに関係ある話も、全く関係ない話も飛び交います。おやつを食べているときって、そんなものなんじゃないだろうか。
――今回はスナックミーの商品開発をしているMDチームの座談会ということで、ストア商品を開発している遠藤さんと、定期便のおやつを開発している淺野さん、濵中さんに集まっていただきました。まず、みなさんにとっての2021年のベストおやつを教えてください!
遠藤:ストアの商品だと、実際に食べて「あ、これは……!」と思ったのが、初夏に出した、レモンBOXが個人的にはベストおやつでした。無農薬の瀬戸内のレモンを、皮から身までまるごと使っていたので、しっかりレモンの味が出ていて。来年も出したいな、と思っています。
――レモン味、というよりはほんとうに「本気のレモン!」って味でしたよね(笑)。淺野さんはどうですか?
淺野:ベストおやつ! え~、何だろう(笑)。定期便だと「焼きドーナツ」ですね。スナックミーの場合、しっとりして甘いものって特に定期便だと出しにくくて。なので、ちゃんとしっとりもっちりした焼きドーナツが作れたのはよかったですね。
――新しいフレーバーも出てきていて、今後もバリエーションが増えていくのが楽しみです!ところで2021年には、定期便の開発担当に新メンバーとして、濵中さんが7月から入社してくれましたよね。濱中さんはスナックミーでどんなことをしているのでしょうか?
濵中:新規の生産者さんを開拓している淺野さんに代わり、私は今まで淺野さんがやりとりしていた生産者さんと、人気のおやつの新しいフレーバー展開をしたり、ユーザーさんのお声から新商品を企画したりしています。
――実際入社してみて、スナックミーってどんな会社でした?
濵中:びっくりしたことが3つあって。一つめは、しょうもないことなんですけど、冬のオフィスがめちゃくちゃ寒い(笑)。
一同:(笑)。
濵中:2つ目は改善のスピードがすごく早いことですね。マイページの改善であったり、お届け日の指定についても話が上がってからすぐ改善されていたのは驚きました。
3つ目はユーザーさんがたくさん評価のところでコメントを入れてくださるところです。SNSでも、新商品でどんなおやつが食べたいかを聞くと答えてくださる方が多いので、ユーザーさんとの距離が近いなと感じています。
――実際にユーザーさんのお声から濵中さんが企画されたおやつもありましたよね。
濵中:そうですね。「黒糖と岩塩のみそっぴせんべい」の商品名はユーザーさんからいただいたアイデアで決まりました。おせんべいの隠し味が多すぎて、どんな名前にするか悩んでいたんですよね。それでSNSに投稿してもらったら、すごくたくさんのユーザーさんから反応をいただいて。
――「みそっぴ」の響きがすごくかわいくて好きです。こういった新商品って実際にはどうやって作られているんでしょうか?
濵中:お届けの時期に合わせたイベントや旬の果物、イメージする素材をひたすら書き出して、実際の商品に落とし込んでいます。あとは商品の評価に書いてくださっている「こんな味があったら嬉しい」というコメントを参考にすることもありますね。評価のコメントはすごく見ています!
――希望のフレーバーがあれば、評価コメントに書いていただくと実現するかもしれないということですね! ストアではどうですか?
遠藤:ストアのおやつは期間限定のものが多いので、時期に合わせて作るものを決めますね。そこから生産者さんに提案して、何回か試作をしながら味や形状の認識を擦り合わせていきます。
――なるほど、スナックミーらしい味になるように、遠藤さんのさじ加減で調整されてるんですね。 ところで、味が苦手な素材もあったりするんでしょうか?
遠藤:私、実はチョコがあんまり好きじゃないんです……(笑)。
――えっ!!そうなんですか!?
遠藤:そうなんです。だから定期便のチョコのおやつの評価を参考に、ユーザーの皆さんがどういう素材を使ったチョコが好きか調べて、ストアの企画に落とし込んだり。自分が分からないことは皆さんのご意見を参考にしています。
――遠藤さんがチョコが苦手というのは、入社後一番の驚きかもしれません(笑)。話は変わりますが、今後作ってみたいおやつはありますか?
遠藤:ストア商品で動き始めているのが、ホールケーキを季節ごとにフレーバー展開していくことですね。焼き菓子だと難しくても、ホールケーキだからこそ活きる素材を使ったりしていきたいなと。もしできたらタルトも作りたいです。マイページを見るときも、おやつで季節感が伝わってきたら楽しいですよね。
――ケーキは本当に後味が軽くて他にない味わいだなと思うので、新作を楽しみに待っています!淺野さんと濵中さんの作ってみたいおやつはありますか?
淺野:最近、地方の生産者さんと話す機会が多いんですが、「こんなおいしい食材があるから、これを使って何か作りたい」という想いが皆さん強いんです。素材に対する熱意をすごく感じるので、もっとちゃんと各地のおいしいものを広められたらいいなと思いますね。
濵中:私は、世間の状況が落ち着いてきたらユーザーさんと対面で開発会議をしてみたいです。実際にユーザーさんたちに試作を一回食べていただいて、ご感想をお聞きしながら一緒に作っていく機会ができたら嬉しいですね。オンラインでもできなくはないんですけど、実際に集まることでユーザーさんのコミュニティが広がるのもいいなと思います。
――2022年の新商品も楽しみです。皆さんありがとうございました!
文=ひらいめぐみ・編集=山越栞