
甘味料として使われる砂糖ですが、実は料理に甘みを足す役割だけでなく、さまざまな活用方法があるよう。今回はスナックミーメンバーに、4つの活用方法を実際に試してみてもらいました。真偽はいかに……?
試してみたのはこちら
①弾むシャボン玉を作る
②乾物を早く戻す
③水っぽいトマトを完熟風にする
④油汚れを落とす
やってみた結果
①弾むシャボン玉を作る


素手で触れると普通のシャボン玉の様にすぐ割れてしまったけれど、手袋だと掴めるし、予想以上に何度も弾んでビックリ!子ども達は何回弾ませることが出来るかに挑戦。割れず落とさずで10回以上ポンポンと弾ませて、風船で遊んでいるかのようで楽しかったです!(エンジニア すみや)
POINT:砂糖には水の分子を抱え込み、なかなか離さない性質があります。この性質を利用することで、膜から水分が逃げづらくなり、割れにくいシャボン玉が作れるんだそう。
②乾物を早く戻す


乾燥ひじきにひとつまみの砂糖で試してみました。本来20分で戻るところ砂糖ありですと15分ほどでしっかり戻っていました。砂糖ありは触った際の質感も張っており、潰してみたところしっかり浸透していました。時短かつふっくら仕上がることを実感できました。(バイヤー あさの)
POINT:砂糖をひとつまみ入れるだけで、乾物を戻す時間が短縮できるそう。浸透圧が高くなり、水分が乾物に染み込みやすくなるからなんだとか。
③水っぽいトマトを完熟風に


硬めのトマトで試してみたところ、砂糖をかけたほうは水分が外に出て全体が柔らかくなり、味は砂糖の甘さなのかほんのり甘味が感じられ青臭さも消えていました。半信半疑でしたが、熟したトマトの美味しさに近くなっていて驚きました。砂糖でトマトがこんなに変わるとは!(バックオフィス 今西)
POINT:砂糖には保水作用だけでなく、周囲の食材から水分を奪って、抱え込もうとする脱水の作用も持ち合わせています。ほとんどが水分でできているトマトに砂糖をまぶすと、まず中の水分が出ていく脱水現象が起こります。そして砂糖の糖分がトマトの細胞内に取り込まれ、細胞壁が崩れます。するとトマトが柔らかくなり、食感が完熟風になるようです。
④油汚れを落とす


お肉を焼いた後の油汚れにきび糖を使って試してみました。水洗いのときよりも油は落ちていましたが、完全に落とし切ることはできませんでした。洗剤を切らしたときの応急処置としてはいいかもしれません!(エディター ひらい)
POINT:油の成分は炭素と水素、酸素で構成されています。一方、砂糖の主な成分は炭素と水素。この2つの成分が似ているため混ざりやすく、油汚れがきれいに落ちるんだそう。
※強くこすり過ぎると肌のトラブルの原因になります。肌の弱い方はご注意ください。
文・編集=ひらいめぐみ




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