2022.02.28

スナックミー オリジナルシュガー完成!

snaq me

創業以来、おいしくて安心なおやつの開発にいそしんできましたが、なんと!ついにスナックミー独自の配合で、砂糖まで作ってしまいました!

数あるおやつメーカーの中でも、砂糖の開発まで行うのは珍しいこと。

しかし、使う砂糖によって、おやつの風味は絶妙に変わるんです。

でも、どんな風に美味しくなって、どんなところが普通の砂糖よりも特別なの??

今回はそんな「スナックミーシュガー」の秘密をしっかりお伝えしようと、開発裏話からスタッフによる実食まで、盛りだくさんでご紹介していきます!

砂糖の開発ってどういうこと?

写真の茶色がかった砂糖がスナックミーシュガーです。

とはいえ「オリジナル」と聞いても、そもそもどうやって砂糖でオリジナリティを出すのかイメージしにくい人の方が大半ではないでしょうか。

そこで開発を担当したパティシエの遠藤に、スナックミーシュガーが生まれた背景をインタビューしてみました!

– そもそもオリジナルシュガーを作ったのはなぜ?

遠藤:原料の中で一番スナックミーらしさが出せて、配合などを独自に開発しやすいものが砂糖だったんです。もともと砂糖に関連する商品を多数扱っていらっしゃる海邦商事さんに開発をお願いできたことも大きかったですね

– そもそも砂糖をオリジナルに作るってどういうこと?

遠藤:スナックミーシュガーは、黒糖と糖蜜と粗糖でできています。そもそも、原料のサトウキビをそのまま砂糖にすると黒糖になるんですが、その精製度合いによってきび糖や粗糖にも分類されていきます。

だから今回はオリジナルを作るにあたって、サトウキビをどこまで精製したものを使い、ミネラル分の糖蜜をどれくらい配合してもらうかで調整していきました。4種類ほどのサンプルと配合の割合表をもらって、微調整していってもらった感じですね。

「一番イメージしているものに近いのがこれで、でも、ミネラル感とか複雑みがもうちょっとほしいから、糖蜜がもうちょっと入ってるのがほしい」などのやりとりをしてきました。

– ふむ…ミネラル感…(?)

遠藤:そう、ミネラル感。なんて説明したらいいんだろう(笑)。味の複雑さというか。上白糖やグラニュー糖って、甘いんですけど、いい意味でも「甘い止まり」というか。一方で黒糖だと、食べた時に少し苦味を感じたりもすると思うんです。舌に残る感覚というか、味の奥行きがでるというか。

しかも、黒糖の味もいろいろで、沖縄県産のものでも島によって違うんです。今回は黒糖もたくさん食べ比べして「これに近い方がいいかも」と目指す味を考えたので、黒糖についてもこの機会に知り、「複雑みってこういうことなのか」と分かるようになってきました。

– なるほど。ではスナックミーシュガーで目指した味わいは?

遠藤:焼き菓子に使った時に他の素材の魅力を邪魔せず、バランスが一番取りやすそうなもの。それでいて、今使っているきび糖よりも味に深みがあるものを目指しました。

もちろん砂糖だけでも食べてみて、ケーキやクッキーも何度か焼いてみました。そうやってひたすらちょっとずつ配合を調整して、最終的に「これかも?」というのができた時は前回と糖蜜の割合が0.1%違うだけ。ちょっと狂気じみてますよね(笑)。

– そんなこだわりのスナックミーシュガーを体験するには?

遠藤:以前に定期便でお届けしていた、バナナのマドレーヌに使用していました。今後とも、おやつによって適した砂糖を使い分けていこうと思っています。

砂糖を変えたことっておやつを食べているだけだと実感しにくいと思うので、食べ比べみたいなことができたらいいんでしょうね。

面白いんですよ。バナナのマドレーヌは、きび糖で作った時はあまりバナナの風味が出てこなかったんですが、スナックミーシュガーにしたらバナナの味がするんです。

なので、一緒に合わさる別の素材の味をより引き出してくれるとか、全体の底上げをしてくれそうなものにはスナックミーシュガーを使っていきたいです。

まずはスタッフで食べ比べてみました!

現在定期便でもお届けしている、スナックミーファクトリーで手作りのマドレーヌ。今回は、日頃からスナックミーのおやつを食べ慣れているスタッフたちが、スナックミーシュガーを使ったマドレーヌときび糖を使ったマドレーヌを食べ比べてみました。

食べ比べたマドレーヌ

今回食べ比べしたのは、スナックミーシュガーを使ったバナナマドレーヌ(左)ときび糖を使ったバナナマドレーヌ(右)。

参加したスタッフのコメント

食べ比べてみた感想の多くに「クセがなく食べやすい」というコメントが寄せられ、使用する砂糖が違うだけで、全体の印象も変わることを体感してもらえました。

COO 三田村

甘さ控えめで優しい印象。きびと比してクセがなく食べやすい。

CS すー

スナックミーシュガーを使っている方がさっぱり・あっさりして食べやすいと思いました!

CEO 服部

どっちも美味しかった!スナックミーシュガーの方が後味にコクを感じました。 

CTO 三好

スナックミーシュガーの方が味がまとまっている感じがして美味でした。

マーケ 尾﨑

スナックミーシュガー意外と甘さしっかりですが、しつこくなくおやつ好きにぴったりだなと感じました。

マーケ 原

香り、味ともにスナックミーシュガーのほうがクセがなくて品がある印象を受けました。心なしか、スナックミーシュガー製のほうがバナナを感じました。

バックオフィス 今西

スナックミーシュガーのほうが甘味がはっきりしていたので、きび糖とはまた違った印象のおやつがこれからいろいろ食べられそうで楽しみです。

最後に、開発をしてくださった海邦商事さんからも嬉しいお言葉をいただきました!

「市販品の砂糖ではなく、風味を追求してオリジナル砂糖を作りたいというご依頼をいただいた際、お菓子作りに対する強いこだわりを感じ感銘を受けました。

なかなかオリジナル砂糖を作ってほしいとおっしゃるメーカーさまはいらっしゃらないです。

お菓子作りのレシピでは、砂糖の配合はおおよそ30%程、それ以上の場合もあると思います。これだけ多く使う原料は、最終商品に大きな風味の違いを生みます。
ただ美味しいか、ではなく、どのくらいの甘さに仕上げたいか、黒糖のコク、風味をどれくらい出したいか、その他の副原料との相性はどうか、等。砂糖選びは本当に大事だと思います。

そこにこだわりを持つスナックミー様はお菓子作りに真剣に向き合っていらっしゃる企業様だと思いました。
スナックミー様は、これからも原料に対する熱心な追求を続けていただきたい。オリジナル砂糖を使って、美味しいお菓子の新商品開発に取り組んでいただきたいと大変期待しております。」

海邦商事さんのホームページはこちらから 

こんな背景のもとに生まれた、スナックミー初のオリジナルシュガー、ユーザーの皆さまにも気に入ってもらえるとうれしいです。


文・編集=山越栞

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