
ゲストといっしょにおやつを囲んでフリートークを楽しむ企画。
おやつに関係ある話も、全く関係ない話も飛び交います。
おやつを食べているときって、そんなものなんじゃないだろうか。
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三好:2019年って、僕にとっては「AWSのみなさんとたくさん関わった年だったな」って言えるくらいなんです。本当にお世話になりました。
坂井さん(以下、坂井):re:Invent※1の準備していたときは、AWSの人なのかな?ってレベルで会っていましたもんね。
三好:本当に。プレゼンのリハーサルもお付き合いいただいて……ありがとうございました。ここ(Amazonのオフィス)でスマホで動画撮ってくれたりして。
坂井:三好さん、テックの話はめちゃめちゃ上手なのに、会社の説明になると噛んでましたよね(笑)
三好:そうなんですよ、そういえばあんまり人前でサービスの説明したことなかったなって(笑)でも、re:Inventの参加って、坂井さんが社内で推してくれたのがきっかけじゃないですか。なんでですか?
坂井:うーん、スナックミーのAWSの使い方が尖ってたからでしょうか。登壇依頼をさせてもらってから、結構すぐに話す内容が固まりましたよね。ずっとやってきたことだから。
三好:そうですね。ここ2年は特に、AWS関連でイベント登壇させてもらうことが多かったので、話すことも結構まとまっていました。
坂井:なんか、この2年で三好さんの知名度がどんどん上がっている気がするんですよね。社内で(笑)三好さんって言うと、「ああ、スナックミーの?」ってなります。
三好:いやぁ、2年前のAWS Startup Tech Meetupでは普通に参加者として来ていたので、登壇のお声がけを頂いたときはすごく感慨深かったです…。
坂井:最初に会ったのって、一昨年のAWS Summitでしたよね。あのときは、僕もスタートアップ担当になって初めての年で。
僕にとってはスナックミーが、担当のお客様として登壇された初めての企業なんです。嬉しかったけど、どんどん三好さんの登壇回数が増えて、今では遠い存在に…(笑)
三好:そんなことないですよ、いつでも飛んでいきます!!
坂井:そしたらまたみんなでネギタン塩食べに行きましょうね。ところで、re:Inventのときって、ラスベガスまでsnaq.meのおやつ持っていったんですか?
三好:プロテインバーを持っていって毎日食べてましたね。朝走って、そのあとに。
坂井:へぇ。あと、海外に行って現地のお菓子のリサーチもするって前に言ってましたよね。
三好:実は今回はじめて「お使い形式」じゃなかったんです。社員が海外に行くときは「これ気になるから買ってきて」みたいな社長からのリクエストがあるんですけど(笑)いつもドリンク系が多くて、スーツケースを2つ持っていって帰りはパンパン!みたいな。
坂井:そういうところはアナログなの、いいですよね。そういえば、去年はAWS Summitのときに、急遽6000個のおやつを用意してもらったことありましたもんね……!ありがとうございました。
三好:あれは壮観でしたね……。
坂井:参加者特典としておやつを提供するのは僕らとしても初めてで、ちょっとした挑戦みたいなところがあったんです。対応していただいてありがとうございました。
三好:あのときは1種類しか提供できなかったんですが、今年はもっといい感じにできますので!いつでも言ってください!
坂井:今年もいろいろ一緒に仕掛けたいですね。ところで、スナックミーの技術面で、これから考えてることってどうなんでしょう?
三好:そうですね、ユーザーさん側の目線と、オペレーション側の目線があると思っていて。
坂井:ふむふむ。
三好:ユーザーさん側でいくと、コンタクトを取るタイミングなどの設計をよりよくすることと、BOXの中身の精度はまだまだ上げられると思っていて。商品の質は良いので、退会しちゃう人が出てくるのは自分の責任(テクノロジー面)だと思っているところが大きいんですよね。
例えば同じおやつが2回続いて届いた場合、それでいい人と、良くないと思う人がいるわけで。そこをちゃんと判別できると、おやつ選びの精度がもっと上がるはずなんです。
坂井:なるほど、データはすでに結構ありそうですもんね。となると、今後は人工知能の導入も考えています?
三好:いま実は、初回の方にはおやつ個々ではなくBOXに入っている8個のおやつを総括した評価もしてもらう仕組み※2にしていて。
そこで取れたデータを元にしていけば、人工知能を活用して精度が上げられるとは思ってます。
坂井:snaq.meの場合はユーザーさん個々によっても正解の概念が違うから、何を軸にしていくかは考える必要がありますよね。
三好:ジャンルごとの需要予測は月によっても変わってくる気がしているので、その辺の大きい枠のデータから取り掛かって行く予定です。そういうところから、少しずつユーザーさんにもっと近づいていけたらいいなと思います。
坂井:無意識で自分の好きなものがレコメンドされる仕組みって、当たり前になりつつありますもんね。本当はその裏にテクノロジーの力があるんだけど、当たり前だと思ってもらえる状態にするのが大切というか。
三好:はい。最終的には、おやつの評価をするのも不要で、BOXだけで完結できたらいいなって。それが、最終的に目指してるところです。
坂井:やりましょう!今年はどういうスケジュールでやっていきます?あ、ラスベガスもいいけど、AI、ML系のイベントもありますよ。
三好:えええ!行きたい!
※1:re:Invent…毎年開催されるAWSのイベント。2019年は12/2~6にラスベガスで行われ、三好も登壇しました
※2:現在、全ての方がBOX評価を行えるようになっています
坂井 英昭
アマゾンウェブサービスジャパン株式会社 スタートアップディベロップメント部 アカウントマネージャー
WebデザイナーとしてIT業界でのキャリアをスタート。複数のスタートアップ企業で自社サービスのWebプロデューサー、事業開発に従事し業績拡大、IPOに貢献。2016年Amazon Web Serviceに入社し翌2017年よりスタートアップ部門を担当。好きなお菓子はチョコレート。
三好 隼人
株式会社スナックミー CTO
建築設計事務所などに勤務した後、セブでのプログラミング留学を経てソフトウェアエンジニアへ。技術本部のリーダーとしてアプリ開発のPjMを経験。2015年にCEO・COOとスナックミーを立ち上げる。現在はCTOとしてエンジニアリングチームを率いる。
取材・文=山越栞