私たちの行動や思考には日々、何かしら自分以外のモノが加わっている。ところが座禅をしている時間は、からだひとつ自分がそこにあるだけ。「まずはその時間がどんなものかを体験するために気楽に座ってもらう。それが今日なのです」と和尚さん。
座禅で大切なのは、何よりも座り方だそう。これさえ身につけば、自宅の椅子の上でも座禅はできるとのこと。
座禅の三要素はこちら
一、姿勢 二、呼吸 三、心
人間は姿勢がきちんとすると深く呼吸ができ、深く呼吸ができると、心が落ち着く。これら3つのどれが欠けても座禅は成立しないそう。
修行僧のように「無」になれずにあれこれ考えてしまっても構わないので、心を落ち着けて、じっくり味わうこと。
座り方
両方のかかとを腿の上にのせて座るのが基本姿勢。できない場合は胡座でも。普段は自分が安心できる姿勢でもOKだが、背筋は伸ばし、頭は下げないようにする。そうでないとマイナスなことを考えてしまうから
座禅をする時間は一炷(しゅ)、ニ炷と数えられる。これは一本の線香が燃え尽きる時間(20~30分)の目安。体験では、叩いて欲しいときは自己申告制。警策(けいさく)という棒を持って回る和尚さんに合掌すると、2回ずつ両肩を叩いてくれる
三聖山 慧然寺
〒135-0033 東京都江東区深川2-22-11
webサイト:https://enenji.jp/
文=3PMmm…編集部