2019.10.16

「おやつ」の由来 #スナックミー

snaq me

お菓子でもスイーツでもなく「おやつ」。

なんとなくほっこりとしたイメージのあるこの言葉は、どのようにして生まれたのでしょうか?

おやつとは時間のこと

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おやつの由来は、昔の食習慣と深いかかわりがあります。

江戸時代中期までは、一日二食でした。そのため、午後2時頃に、間食(かんじき)や小昼(こびる)として軽食をとっていました。

近代以前の日本で使われていた時間の表し方、十二時辰では、現在の午後2時から午後4時のことを「八つ」といいます。

そこから「八つ」にとる間食がおやつと呼ばれるようになったんです。

世界のおやつ時間

日本で、おやつといえば「3時のおやつ」ですよね。他の国では、おやつといえば何時なのでしょうか?

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まず、お菓子大国フランス

フランスではおやつのことをカトルール(quatre heure)ということがあります。カトルールとは4時という意味。

つまり、フランスでは「4時」がそのままおやつのことを指すんです。

アフタヌーンティー発祥の国、イギリス。このアフタヌーンティーはどちらかというと食事にあたります。

午前11時頃にとるイレブンシス(Elevenses)という間食があります。日本での10時のおやつのイメージです。

アメリカでも、イギリスのように午前のおやつ文化が栄えていて、学校におやつを持っていくことも多いそうです。

そして、スペイン

スペインでは午後6時頃にメリエンダ(Merienda)という間食をとることが多いです。

スペインでは一日五食、夕食を午後9時以降に食べることが多いです。そのため、おやつの時間も遅くなっています。

もちろん、これらの時間は一応の目安です。日本でもおやつを食べる人、食べない人がいるように、人によって違いはあります。

最近では生産性向上などのメリットも注目を集めているおやつ。

おやつの中身にもこだわって、是非快適なおやつライフを過ごしてください!


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