「ぜんざい」の由来について紹介していくのですが、その前に、、、
画像をみて、「これはしるこじゃない?」と思った方はいらっしゃいませんか?
それもそのはず。関東と関西では違うものをさすんです。
関東では汁気が少なく餡に近いものを、関西では粒あんを使った汁ものを「ぜんざい」といいます。
関東のぜんざいは関西の「亀山」、関西のぜんざいは関東の「しるこ」です。
なぜこんな複雑なことになったのか、呼び名がわかれた理由はよくわかっていませんが、関西のぜんざいとおしるこの違いが正しく伝わらなかったのでは?という説があります。
それでは、本題「ぜんざい」の由来についてみていきましょう。
「ぜんざい」をめぐる2つの説
ぜんざいの由来には2つの説があります。
1つ目は、仏教用語「善哉(ぜんざい、よきかな)」を由来とする説です。そしてこの説にはかの有名な一休さんが出てきます。
室町時代に活躍した、一休さんこと一休宗純が日本で一番初めにこの食べ物を食べました。そのあまりの美味しさに、「善哉(よきかな)」と称賛したそう。
そこから「ぜんざい」と呼ばれるようになったといいます。
ちなみに、「善哉」という言葉はサンスクリット語の素晴らしいを意味する「サドゥー(sadhu)」の漢字訳。ぜんざいを通じて古代インドの言葉にも通じているとしたらなんだかおもしろいですね。
2つ目は、「神在餅」を由来とする説です。
旧暦10月、出雲地方には全国から神が集まる「神在祭」が行われていました。そこで振舞われたのが「神在餅(じんざいもち)」です。
「じんざい」という言葉が出雲弁でなまり、「ぜんざい」となって京都に伝わったといいます。
「ぜんざい」は、「仏教」か「神」のどちらかに由来があり、なんだかありがたい感じがしますね。
次食べたときは一休さんの気持ちになって「よきかな」と言ってみてください。1つ目の説を信じてしまうかも?
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