2019.10.22

ハロウィンのながーい歴史 #スナックミー

snaq me

HAPPY HALLOWEEN!

今年もハロウィンが近づいてきました。

仮装したり、「トリックオアトリート(trick or treat)」と言ってお菓子をもらったり、一風変わった楽しいイベントですよね。

今回はそんなハロウィンの歴史にせまります。

ケルト人の祭典から

紀元前、現在のアイルランド、イギリス、北フランスあたりにケルト人という民族が住んでいました。彼らは10月31日の夜にサウィン(Samhain)祭という祭典を行っていました。

10月31日はケルト人にとって死者が地球に戻ってくる日です。人々は動物の皮でできた衣装に身を包むことで死者から身を守り、食べ物や飲み物などのお供え物によって死者の魂をしずめていました。

このサウィン祭がハロウィンのルーツであるといわれています。

キリスト教との出会い

キリスト教がケルトの土地に広がることで、キリスト教とケルトの文化が混ざっていきます。

キリスト教では初期から、11月1日と2日は死者を思い出す日になっていました。そして11月1日が諸聖人の日(All Saints’ Day)11月2日が死者の日(All Soul’s Day)となりました。

ハロウィン(Halloween)という言葉は、諸聖人の日の前夜という意味の「All Hallows Eve」が由来であるとされています。

トリックオアトリート!

ヨーロッパからの移民によって、アメリカにハロウィンが入ってきました。

1900年代前半のアメリカのハロウィンには、かなり危険ないたずらもあったそうです。

あまりに行き過ぎたいたずらもあったため、いくつかの都市はハロウィンの禁止を検討したほど。

1950年代には有名なフレーズ「トリックオアトリート(trick or treat)」の広まりと共に、アメリカのハロウィン文化が定着していきました。

「トリックオアトリート」は、「いたずらか、おもてなしか」という意味で、1920年代のアメリカで生まれたとされています。

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ハロウィンといえば!の定番フレーズですが、どうやってこの言葉が生まれたのかは実はあまりよくわかっていないんです。

ジャック・オ・ランタンはかぼちゃじゃなかった?

ハロウィンといえばもう一つ、オレンジのかぼちゃ「ジャック・オ・ランタン(jack-o’-lantern)」

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この伝統は、「スティンジー・ジャック(Stingy Jack)」、けちなジャックと呼ばれる男性についてのアイルランドの民話から生まれました。

悪魔をだましたことで地獄に落ちず、また天国にも行けなくなったジャックは、死後にランタン1つでこの世をさまよい続けることになりました。

そんな彼が持っていたランタンがジャック・オ・ランタンなんです。

もともとアイルランドでは大きなカブやジャガイモでランタンを作っていたそうです。かぼちゃの生産が盛んだったアメリカで、カブからかぼちゃが使われるようになりました。

現在のアメリカのハロウィンは、90億ドルも使われる巨大な国民的イベントになりました。

日本でも年々仮装イベントなどが加速していますよね。

少し怖い由来がありながらも世界中の人から愛されているハロウィン。

今年も楽しみましょう!!


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