2020.01.07

実はかなり大きい⁉パウンドケーキの歴史について #スナックミー

snaq me

焼き菓子の定番といえば、パウンドケーキ!

フルーツ入りなど色々な種類があって、毎日でも食べたいですよね。

今回はそんなパウンドケーキの意味について少し細かくご紹介します!

1ポンドから作られるケーキ

18世紀前半のイギリス発祥のパウンドケーキ(pound cake)は、重さの単位「ポンド」と関係があります。

パウンドケーキの原材料は、小麦粉バター砂糖の4つ。

そのすべてを1ポンドずつつかってつくられるので、「パウンド」ケーキという名前になりました。

この話については聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

1ポンド=約454gなので、この作り方だとかなり大きなパウンドケーキができそうですね。

この大きさにも意味があったんです!

18世紀後半のイギリスには砂糖漬けのフルーツの皮をふんだんに使ったフルーツケーキをウェディングケーキとして出す習慣がありました。

このケーキの基本は3段重ね!

1段目は出席者へのおすそ分け、2段目は当日来れない人に、3段目は2人の子どものためにとっておく、という意味があるそうです。

大きなウェディング用だったからこそ、1ポンドを基準に作っていたんですね。

では、このパウンドケーキというお菓子はフランス語で何というかご存知ですか?

正解は、「カトル・カール」です。

一気に馴染みのない言葉になりましたね。

実はこの「カトル・カール」もパウンドケーキとほとんど同じ意味を持っているんです。

カトル・カール (quatre-quarts) は、「4分の4」という意味です。
(quatre=4、quarts=4分の1)

パウンドケーキと同じように、小麦粉、卵、バター、砂糖を同量使うことを指します。

まさに時間と場所を超えた黄金比です!

画像2

パウンドケーキは4つの材料が同量なので、比較的簡単に作れます!
(ご家庭で作るときは1ポンドではなく、100gから200gに合わせて作るのがおすすめ。)

お好みでチョコレートやドライフルーツを入れて、自分好みのパウンドケーキつくりに是非挑戦してみてください


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