snaq.meのおやつの入ったパッケージが11月初旬から変更になっています。以前は「トレーの上部にフィルム」がついたパッケージでしたが、現在は「トレーをフィルムの袋が囲んでいる」ようなパッケージとなりました。
お客様からは、
以前のパッケージの方が開けやすい
以前のパッケージは一度開けても、上から手でおさえると再度閉じることができて便利だったので戻して欲しい
という意見も頂いており、ご不便をおかけして大変申し訳なく思っています。
実は、大きなパッケージ変更は2回目で、以前はジップ袋におやつを入れてお送りしていました。
ジップ袋タイプからプラスチックトレータイプに変更した際も、ジップがないので保存しにくくなってしまった、という声を頂いたのですが、ポスト投函でおやつをお送りしてることもあり、ジップ袋タイプだとどうしても破損が多く、トレーに変更したという経緯があります。
そして、今回、このタイミングでなぜパッケージの変更を行うことになったかという背景ですが、一言で言ってしまえば「環境問題への取り組み」です。
2020年7月からコンビニやスーパーでレジ袋が有料化されたのは記憶に新しいですが、
・海洋プラスチック問題
・温室効果ガス問題
などプラスチックに関しては、食品の保存にはとても優秀な一方、環境に対してはあまり優しくない素材です。
日本の場合、プラスチックは基本的には可燃処理されるため、海洋プラスチック問題に直接つながっていない可能性はありますが、プラゴミを輸出していることもあり、輸出先で海洋プラスチックとなっている可能性は否定できません。
そういった状況のなか、プラスチック容器に関するご意見をお客様からいただくこともあり、1年以上前から別の包材の可能性を探っていました。大々的にはお知らせしていないのですが、現在もトレーにはバイオプラスチックを使用しており、従来のものよりは環境に優しいものを使っています。
展示会などに実際に行って、いろいろな方から意見を聞く中で、
- プラスチックは食品容器としてガスバリア性(≒品質保持能力)が高い
- プラスチックは成形がしやすい
- プラスチック以外の環境対応パッケージはコストが非常に高い
ということがわかり、思ったよりも新しい包材探しは難航しました。大手のパッケージ会社さんも環境対応パッケージに参入されているのですが、実用化の目処は立っていないというところも多く、途中で連絡が途絶えてしまうケースも多々ありました。
何社もお話をさせていただくなか、50%以上がコーン(デンプン)からできたトレーを提供可能な会社様が見つかりました。
ただ、このトレー自体は品質保持能力が高くない(酸素などを通しやすい)ため、従来のようにフィルムを上部に付けただけだと湿気やすくなってしまうのと、そもそも高温に弱いのでフィルムをくっつけにくいという難点がありました。
もともとは、プラスチックではない素材をトレーとして、上部をフィルムで付けることを想定していたのですが実現が難しく、最終的に「環境対応したトレーを品質保持能力の高い袋で囲うことで、品質保持能力を担保する」という方法にたどり着きました。
現在は移行期間で、プラスチック製の透明のトレーを袋で囲んだものをお送りしていますが、2020年11月〜12月で環境対応したコーン(デンプン)が主原料の白いトレーを袋で包んだものでお送りできる予定です。(使用後は紙と同様、可燃ごみとして処理してください。)
これにより、外側の袋を含めた上で、プラスチック使用量を約40%、燃焼時の温室効果ガス(CO2)を約50%削減することが可能になります。
また、従来よりも品質保持能力の高い包材で囲っているため、おやつの品質が長持ちしやすくなります。外部の袋についてもリサイクル品を使うことで、より環境に優しい包材にしていく検討もしております。
今回の変更により、一度開封したパッケージをフィルムを押さえつけることで再度くっつけるという保存方法ができなくなってしまいまい、ご不便をおかけすることになってしまいました。(こちらはもともと狙っていたものではなく、お客様に発見していただいた特性でした。)
今後は、一度開封した後は、毎回のBOXに同梱している透明のジップ袋に入れて保管していただければと思います。写真のように、トレーごとぴったり収まるサイズになっていますのでぜひご活用ください。
また、何度でも繰り返し使える保存用のグッズや新しいTowerもデザイナーと開発中です。
お客様にはパッケージ変更に伴い、ご不便をおかけしてしまいますが、地球環境と共存できる持続性の高いサービスにしていきたいと考えておりますので、ご理解をいただけると幸いです。
スナックミーはこれまでもお客様の声を大事にしてサービスや商品の改善を繰り返して参りました。これからもご遠慮無くご意見をいただけると嬉しいです。
株式会社スナックミー
代表 服部慎太郎
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