


皆さんはアップサイクルという言葉を耳にしたことはありますか?
ここ数十年でリサイクルの考え方はかなり一般的になってきました。
そこから進んだ新しい考え方こそがアップサイクルです。
今回はそんなアップサイクルについてご紹介していきます。
アップサイクルとは
アップサイクルを辞書で引くと次のようにでてきます。
アップサイクル
「廃物をそのまま再利用するのではなく、商品としての価値を高めるような加工を行うこと。古布や廃材を用いて、しゃれた小物を作るなど。」
出典:デジタル大辞林
単に廃棄物を原料化・再利用するのではなく、より価値をアップさせたものを生み出すことを意味します。
従来のリサイクルは、プラスチック廃棄物を同じ用途の原料として再生する、焼却の際に発生する熱エネルギーを利用するといったものでした。
アップサイクルは「廃棄物や使わなくなったものを、より価値の高いものへ作り変える」という、リサイクルの一歩先の考え方なのです。
アディダス ADIDAS X PARLEYコレクション
海洋プラスチックゴミから高性能スポーツウェアへ
ADIDAS X PARLEYは、海岸や海沿いの地域で回収されたプラスチック廃棄物をアップサイクルしたシューズやウェアのコレクションです。
プラスチックによる海洋汚染によって、海洋生物は危機に瀕しています。
2050年までには、魚よりも海中のプラスチック廃棄物のほうが多くなるといわれるほど。
そんな問題に対するアディダスの取り組みが、このADIDAS X PARLEYです。
海洋プラスチックゴミから作られた糸や繊維を利用して、従来の未使用プラスチックを使用した商品と同じような、高性能のスポーツウェアを作っています。
2016~2018年にかけて、500万足以上のシューズを製造しており、
2019年にはさらに1,100万足を製造することを目標としていました。For the oceans|adidas X Parley| | 【公式】アディダスオンラインショップ -adidas-【adidas公式】プラスチック廃棄物のない海を目指して、プラスチック廃棄物から高機能プロダクトを作る取り組みを続けるアデshop.adidas.jp
ビームス BEAMS COUTURE
デットストックから特別な1点モノアイテムへ
BEAMS COUTURE(ビームスクチュール)は、倉庫に眠るオリジナルレーベルのデッドストック商品を中心として、手仕事によるリメイク手法を用いて新たな服にするブランドです。
ファッション業界では、環境汚染が問題となっています。
大量生産大量消費が加速することで、生産過程での温室効果ガス排出や服の廃棄が深刻になっています。
IMechE(Institution of Mechanical Engineers)の調査では、全ての衣類の約60%が生産から1年以内で廃棄されるといわれています。
BEAMS COUTUREでは古着やリボンなどを取り混ぜながら、1点1点、手の込んだアート作品のようにして作られていて、ファッションの課題に取り組むだけでなく、自分だけの1着を見つける喜びと、服を着る楽しみを伝えています。
2017年秋、BEAMSより新ブランド<BEAMS COUTURE>がデビュー!<BEAMS COUTURE>は、BEAMSの倉庫に眠るオリジナル商品のデッドストック品を中心に、手仕事によるリメイク手法www.beams.co.jp
スナックミーの取り組み 「Up Granola」
廃棄食材からグラノーラへ
スナックミーは、アップサイクルシリーズの第一弾として2月20日から「Up Granola(アップグラノーラ)」の販売を開始しました。

低糖質で高タンパクのオーツ麦
良質な脂質が豊富なカシューナッツ
カンボジアで生まれたプレミアムドライパイン
国産の柿
食材の廃棄は世界的な課題になっています。
毎年、全世界で生産された食品の約3分の1にあたる13億トンあまりが廃棄されるといわれています。
日本でも年間2,759万トンの食品が廃棄されており、その中にはまだ食べられるにも関わらず捨てられた「フードロス」が643万トンも含まれています。
そんな中、スナックミーは商品開発を進めるうちに、品質については全く問題がないのにもかかわらず、形や大きさが規格外であるという理由だけで廃棄されてしまう果物やオーツなどの原料が多く存在することを知りました。
そこで開発されたのが「Up Granola」です。
低糖質で高タンパクのオーツ麦
良質な脂質が豊富なカシューナッツ
カンボジアで生まれたプレミアムドライパイン
国産の柿
欠け、割れ、ちょっとした変色などの理由で適正価格にならず、廃棄処分されるこれらの食材を組み合わせ、美味しいグラノーラへとアップサイクルしています。

「海洋汚染」「食材廃棄」という言葉にはお堅いイメージがあり、個人で何か取り組むのは難しいような気がするかもしれません。
まずはカジュアルに、アップサイクルの商品を始めてみてはいかがですか?
1人1人のちょっとした選択が、社会を変えていく1歩になっていくはずです。






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