「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」
パンが食べられない農民に対し、マリー・アントワネットが放った一言として広まりました。
この言葉に関する大きな誤解があるんです。
誤解1 ケーキではない?
日本では「ケーキを食べればいいじゃない」と伝わっていますが、実はパンの代わりに食べるのはケーキではありませんでした。
元となったフランス語「Qu’ils mangent de la brioche !」は、「ブリオッシュを食べればいいのに」という意味。つまり、ケーキではなくブリオッシュをすすめていたんです。
ブリオッシュとは?
水ではなく牛乳を混ぜ、バターと卵をたっぷり使ったとてもリッチなフランスの菓子パン。
フランス語「Qu’ils mangent de la brioche !」から英語の慣用的表現「Let them eat cake」となり、それを日本語に訳しため「ケーキを食べればいいじゃない」という言葉がひろまったそうです。
誤解2 マリー・アントワネットは言ってない?
そもそも、マリー・アントワネットが言ったという記述はどこにも見つかっていません。
ではこの言葉は一体どこで生まれたのでしょうか?
最初に登場したのは、フランスの哲学者ジャン・ジャック・ルソーの著作、『告白』の第6巻だといわれています。
ルソーが「農民には食べるパンがない」と嘆いたところ、ある高貴な王女が「ブリオッシュを食べればいいのに」と言ったそうな。
マリー・アントワネットが言ったとはどこにも書いてありませんし、そもそも本当にこんな出来事があったのかどうかもはっきりしていないんですね。
「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」
「マリー・アントワネットの言葉かわからない」と正しく伝わっていれば、彼女への印象も少しは変わっていたのかも、、、?
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