2020.04.13

パンケーキ?オートミールバー?フラップジャックの不思議 #スナックミー

snaq me

このお菓子は、Flapjack(フラップジャック)といいます。

そしてこの単語について辞書で調べてみると、1つ目の意味にパンケーキと出てくることが多いです。

、、、これがパンケーキ???

実はこのフラップジャックという単語は、イギリスとアメリカで違った意味をもっているんです。

今回はそんな少し変わったイギリスのお菓子「フラップジャック」についてご紹介します!

英国発祥のお菓子「フラップジャック」とは?

パンケーキではないフラップジャックは、一言でいうとオートミールバーです。

オーツ麦バター砂糖ゴールデンシロップ(蜂蜜のような見た目の糖蜜のこと)が基本の材料で、ドライ・フルーツやナッツ類、チョコレートなどをお好みで加えます。

バター、砂糖、シロップを火にかけて溶かしたら、オーツ麦などと混ぜ合わせ、トレーに平たくのばしてオーブンで焼くことで完成です。

イギリスではカリッとしたタイプよりも、柔らかくネチっとしたものの方が好まれるそうです。

フラップジャックの由来

フラップジャック(flapjack)という単語はフラップとジャックの2つに分けて考えられます。

フラップ(flap)はパンケーキをひっくり返すという意味を持つ動詞だといわれています。

しかし、ジャック(jack)の意味ははっきりとはわかっていません。

ジャックには普通よりも小さいという意味があり、小さいサイズのパンケーキをフラップジャックと呼んでいたという説や、

ジャックは地域の貨幣からきているという説があります。

由来ははっきりしませんが、オックスフォードイングリッシュディクショナリーによると、イギリスでも17世紀初期からパンケーキという意味で使われていたことがわかっています。

アメリカにはこのパンケーキという意味だけが残っていきます。

画像1

一方のイギリスでは、1935年になると先ほど紹介したオートミールバーの意味で使われ始めます。

そしてイギリスでは、フラップジャックといえばオートミールバーを表すようになりました。

なんとも不思議な言葉ですね。

いかがでしたか?

フラップジャックは2つの全く違うおやつを表すとっても面白い言葉でしたね。

もしイギリスやアメリカに行く機会があれば、同じ英語でも異なる文化を探してみるのも面白そうですね!


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