2021.08.23

月曜日の朝に、言葉をひとさじ。|8月23日の朝

kawano

“The wealth of a man is the number of things which he loves and blesses, which he is loved and blessed by.”

人の富とは、その人が愛し祝福するものと、その人を愛し祝福してくれるものとの合計のことである。

-Thomas Carlyle(トーマス・カーライル)


人生の中には、宝物のように大事にしているもらった言葉がいくつもあります。

今週の名言を探しているときに扉の言葉と目が合った気がしたのは、ひとつのエピソード思い出したからでした。

今よりものすごく自信がなかった学生時代、しあわせになることに対してとても臆病でした。

自分が楽しい時間を過ごしているとどこか後ろめたくて、なぜか飲み会で一番楽しいタイミングで帰ってしまったり、あえて苦しい道を選択したり。

でも、そのときは「自分にはしあわせになる資格がない」と思っていたので、楽しい時間が過ぎ去るとほっとする気持ちになっていたんですよね。

ある日アルバイト先の飲み会で、何となくそのことを話しました。

「なんでしあわせがこわいの?」と聞かれ、「自分がしあわせになった分、誰かが不幸になってしまう気がして……」と答えます。

すると、その場にいたある女性がこんな言葉をかけてくれました。

「しあわせってね。誰かの不幸の代わりじゃないのよ。しあわせって、溢れるようにいっぱいあって、周りのひとに分けないと持ち切れないくらいいっぱいになって、伝染してしまうようなものなのよ」

それを聞いたときのわたしときたら、その言葉のあまりの眩しさに打ちひしがれてしまったのです。

分かりたいのに、こんな素敵な言葉の意味が分からない。思わず自分の幼さに落ち込んでしまいました。

小さい頃の出来事や、持病のこと、家族のことなど、子ども時代のあれこれが積み重なって自分に蒔いた種はむくむくと成長し、大木となって心の真ん中にどんと座り込み、引っこ抜くのにはかなり時間がかかるものだったんだろうと思います。

実際、他の人のしあわせな報告を聞いても共感できなくて、ぎこちないお祝いの言葉を伝えることしかできませんでした。今では自分の内側から嬉しさでいっぱいになって、こういうことなのかもしれないなあ、と分かるようになってきています。

しあわせでいてくれたら嬉しい人が増えれば増えるほど、これからの人生はもっともっと豊かになっていくのかもしれません。

さて、今回も最後までお読みくださりありがとうございました。

最近は好きなごはんを食べたり、窓を開けたらお花の匂いがしたりするだけで「しあわせだなあ」と感じるようになりました。ちいさいしあわせもいっぱいあると嬉しいですね。

文=ひらいめぐみ


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