


こんなおやつがあったらいいな。妄想から生まれたおやつを、ひとつひとつコレクションケースから取り出しながらご紹介します。
空からきらっと光が流れる一瞬。瞬きひとつで見失ってしまうほどの速さで消えて行く流れ星が落ちたところには、いつも必ず隕石のかけらが落ちているのだと思っていました。
でも、どうやら流れ星には落ちてくる途中で燃え尽きてしまうものもあるようです。
子どものころはよく虹の端っこや流れ星が落ちる先がどうなっているのか考えるのが好きでした。
虹は近くでみると大きくて、霧みたいになっているのかも。流れ星はきっとクッキーの味がするんじゃないかなあ。
そんな妄想の中に存在する、小さな世界について。
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流れ星のもとは、別の星の宇宙人が両手で抱えるくらいのクッキー生地のかたまりをこねることで生成されます。
最初はびっくりするくらい大きくても、地球に到達するころには燃えて小さくなってしまうことを知っているから、とにかくできるだけ大きく。
そして海に手紙の入った瓶を流すように、最後は地球に向かって、えいやっと投げる。
この星では地球にクッキーを投げることがひとつの競技になっていて、全国大会が時々開催されます。
地球の人々が流星群と呼んでいるのは、実はこの競技大会のことなんですね。どうりですごい数の星が流れてるわけです。
そこには、地球にはない元素でできた塩でも砂糖でもない謎の白い調味料が入っていて、地球でいうチョコレートのようなみんながすきなトッピング(ピンクの岩塩のような、つめたくてきらきらした粒々)が加えてあります。
長い長い距離を経てやってくるので、見かけはただの石。もちろん食べたらおいしい味がするなんて思えません。
だけど、ひとくち齧ると舌をピリピリと刺激する不思議な味。
まるで銀河を圧縮したような、地球にあるもので例えるとサイダーのぱちぱちがずっと舌に残るような感覚です。
一回食べるとくせになるけれど、残念ながら地球に到達するのはごくわずか。次地球に届くのはいつになるのでしょうか。
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直近だと8月13日の深夜にペルサウス座流星群が見られます。本当にどこかの星のクッキー投げ大会だったら面白いのに、なんて妄想しながら眺めたらきっともっと楽しいんじゃないかな。
今年こそ、流れ星を見つけられますように。
文=ひらいめぐみ
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