ある日、とあるユーザーさんから「snaq.meのスナックを届けてくれる生産者さんのことが知りたい!」お声をいただきました。
そこで、今回はsnaq.meが始まった当初からお世話になっている、ビスコッティ専門店「Binasce(ビナーシェ)」さんにインタビューをすることに。ビナーシェさんにはsnaq.meオリジナルの、リアルフード*が原料のビスコッティを作っていただいています。
試行錯誤で日々成長するビスコッティ
−ビスコッティというと「かなりずっしりしている」と思われているユーザーさんも多いのですが、ビナーシェさんの商品はサクサクとした軽い食感が印象的です。生み出すまでに苦労した点はどんなことでしょうか?
自分の頭の中にある「理想の食感」に近づけることです。小麦粉などの素材の条件を変えてトライしたり、粉同士を繋げる素材を水なのか?卵なのか?油なのか?はたまたそれ以外なのか?と探求を続けました。
現在でも、季節・気候によっても素材の配合を変えたり、自分の中にある「おいしい」という基準の中での微調整を続けています。
−ビナーシェさんのビスコッティはユーザーさんから「小さなサイズが可愛い!」と大好評です。通常のものよりも大きさが小さく感じるのですが、何か「大きさ」へのこだわりや意味などはあるのでしょうか?
「どんなに美味しくても前歯でぼきっと折るような食べる仕草は美しくないな」「またボロボロこぼれてしまうようなものは嫌だな」と開発段階から思っていました。
また、よりビスコッティを美味しく味わっていただくために、口に入れてから最後の余韻までの一連の流れを大切にしたく、今の形状にしました。
−味・フレーバーはどのように決めていくのですか?
まず、大前提として、ビスコッティを作るために必要な行程である「長時間焼くこと」に耐えられる素材・香りでないと厳しいので、それだけは外せないポイントです。ナッツ・フルーツの中で何が使えるかな?と常に考えていますね。
例えばアプリコットなんかは焦げてしまったり、飴みたい硬く、香らない…というように、相性を考えながら試作しています。
−ビスコッティのおすすめの食べ方を教えてください。
バニラアイスとビスコッティを一緒に食べることはおすすめです! ビスコッティを砕いてバニラアイスにかけたりビスコッティの粉(=弊社ではコナコッティと呼んでいます)をまぶしたり……。
秋冬はもちろん、食欲が減退しがちな夏まで、1年を通して楽しんでいただけたらいいな、と思います。
ビナーシェとsnaq.meの、前向きで美味しい関係
−snaq.meとの取り組みを決めてくださった理由を教えてください。
きっかけは青山ファーマーズマーケットで、COOの三田村さんと出会ったことです。snaq.meのサービスを聞いて「面白そうな試みだな」と共感しつつも、正直なところ白砂糖不使用・添加物不使用といった制約が多い中で「美味しいものをちゃんとお客様に届けられるの?」といった思いがありました。
当時、弊社では白砂糖不使用のスナックは作っていなかったので、新たに原材料を取り寄せ、試作を重ねました。
今はsnaq.meと弊社とで、お互いが一緒に成長していければという気持ちと、snaq.meを通じてビナーシェを知ってもらい、「ビスコッティ」のおいしさを伝えていきたいと考えています。
−もしございましたら…今後snaq.meとやってみたいことなどございますか?
もともと料理人だった経験があるので知見を活かしたスナック監修や、新商品の共同開発などは関心がありますね。
−snaq.meユーザーに何かメッセージなどありましたら、お願いします。
「おいしい!」と思っていただけることを最優先に、期待に応え、超えられるようにこれからも頑張っていきます。
snaq.meスタッフより
今回、山本さんの工房にお邪魔して、実際に山本さんにアーモンドのビスコッティを作っていただきながら、お話をお聞かせいただきました。 山本さんへのインタビュー中で特に印象に残ったことは「おいしさ」への強いこだわりです。
「おいしくなければ、ヘルシーな食生活も楽しくない」 ということを何度も何度も繰り返しおっしゃっていました。
その中で常に「自分の作ったビスコッティは美味しいのか?」と俯瞰して分析することを忘れずに作り続けているという独自の視点。どんな時もお客様の満足を考え、「もう一回食べたい!」「手が止まらない!」と思えるようなビスコッティ作りに真摯に向き合う姿勢に、心を打たれました。
snaq.meとしても、これからもビナーシェさんとのビスコッティ手作りキットの共同開発や、親子でビスコッティを作るイベントなどなども一緒に行っていきたいと考えています。
※ビナーシェさんでは、上白糖を使わず、きび砂糖で作るビスコッティは一部を除いてsnaq.meのみで販売中です。
*リアルフード=目に見えて形のある、リアルな素材から作られた食のこと。
–Profile-
山本慎弥 ビスコッティ専門店 Binasce(ビナーシェ)
イタリアにて料理の修業を積む中で出会った「ビスコッティ」を「もっと美味しく作れるのでは…!」との思いで独自で探求し、現在はビスコッティ専門店「ビナーシェ」を営む。
店名でもある造語「Bi(もう一度)nasce(生まれる)」の言葉の通り、食材にお菓子としての新しい力を吹き込むように日々丁寧に、心をこめてお届け。またTable for two や自治体支援など社会貢献活動にも力を入れている。
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