2021.03.16

あられっこ玄米揚げ by 精華堂霰総本舗

snaq me

インタビュー3回目は、国産の「有機栽培もち米」で米菓を作っている精華堂霰総本舗の代表・清水敬太さんにお話を伺いました。 

精華堂霰総本舗とは

精華堂霰総本舗は、東京下町:墨田区向島で創業して80年あまり。「美味しさ」を追求し続け、たどり着いたのは「安全であること」でした。国産有機栽培もち米で有機認定米菓をつくるあられの老舗です。

契約農家さんに高級銘柄米「みやこがねもち」等を、農薬や化学肥料を使わない有機認定もち米を栽培していただくほか、少量・ひとつまみしか使わない味付け素材(出汁・醤油など)にも有機素材へのこだわりを持たれています。

スナックミーとのお取り組みを始めてくださったきっかけをお教えください。

スナックミーのバイヤーさんからお声がけをいただいたのがきっかけだったと思います。

まず共感したのは、市販品ではなかなか見かけない、身体に優しく美味しさも追求したお菓子をお届けしていること。

もうひとつが、真摯にお菓子を作ろうとする作り手を応援しながら、お客様にも喜んでもらう、というコンセプトです。作り手の事情にも常に配慮していただける姿勢に共感しました。

–スナックミーとのお取り組みの中でのオリジナルスナックの開発秘話などがございましたらお聞かせください。

基本的に、スナックミーさんのあられは、ほとんどがオリジナルなんです。その一つ一つに開発秘話が秘められていて一つ選ぶのはなかなか難しいのですが(笑)。

昨年の暮れにパッケージを刷新する際、ほとんどのあられが新しいパッケージには入らないということがわかり、大きさをコンパクトにするあられの開発をしました。

小さくすることによって、玄米の風味がギュっとしまった「あられっこ玄米シリーズ」が完成し、生地を究極まで薄くすることで、ふわっとした食感の「玄米薄揚げシリーズ」も生まれました。

–敬太さんのsnaq.me取り扱いスナックのおすすめはありますか?

玄米揚げの塩と、玄米揚げのココア味が思い入れがありますね。特に後者は、すごく自信を持って作った1回目の味付けが意外と不評でショックを受けましたが、もう一度味付けを練り直したところ、ガラッと変わった食感・味わいになりました。

当社工場で、非常に辛口の批評をする女性のパートさんがいるのですが、彼女が珍しく美味しいと評価し、たくさん試食をしている姿を見て、自信を持った一品です。

–snaq.meユーザーのみなさんにメッセージをお願いいたします。

特に薄味のものを、いつもより7回多く噛んで味わっていただきたいです。あられの味わい方には段階がありまして、まず食べる前に匂いと風味を感じ、次に唇と歯で触れて、パリパリっと噛みます。

そして、舌で触れて、あられの外側の味付けを楽しみます。更に噛んでいくうちに、中身の味のついていないお米の部分が、どんどん出てきます。

ここで多くの方は早々に飲み込んでしまうことが多いかもしれませんが、もち米の生地が出てきてから、さらに何回も噛みしめていくと、お米のほのかな甘みが出てきます。

それが外の味付け素材とうまくマッチし、最後はお米の甘みだけが口の中にひろがって、すっと体に染み込むようなのどごしを味わうことができます。

いつもより多く噛んでいただくことで、今までに味わえなかった、お米本来の旨味・甘みとほっとした幸福感が堪能できるのが、お米にこだわっている当社のあられの特長です。

ぜひ、ちょっと多めに味の付いていない部分のお米を味わっていただき、いつもより少し長く美味しさを味わってみてください。 


スナックミーがスタートしてすぐの頃から、一緒に商品開発を何度も行い、ユーザーさんの声に寄り添ってくださる精華堂さん。これからも一緒に「米菓」の新しい可能性を発掘し、皆様にお届けしてまいります。

-profile-
清水 敬太 精華堂霰総本舗代表
某百貨店外商部で数多くの販促ノベルティを開発した後に、2003年に父の経営する精華堂霰総本舗に入社。ネット販売に従事し楽天市場の週間MVPにも輝き、2009年に社長就任するが、東日本大震災で宮城工場が被災。閉店寸前に追い込まれるが、復興へ。「美味しさを極める」有機米菓の普及に奔走している。

※本インタビューは発行当時の掲載内容です。


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