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「アップサイクル」という言葉を聞いたことはありますか?
最近では、聞いたことある!実践している!という方も少なくないことと思います。
言葉の定義としては、「本来であれば捨てられるはずの廃棄物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせること。」だそうです。(引用元:アップサイクルとは? リサイクルやリメイクとは違う、SDGsへの新たなアプローチ)
スナックミーでも、2020年2月よりアップサイクルに取り組んでおり、味や品質にも問題はないにもかかわらず、廃棄されてしまう予定だった食材を活用して商品化しており、おかげさまで、2022年10月時点で15の商品化を実現することができました。
ご協力いただいた生産者のみなさま、ご購入いただいたみなさま、本当にありがとうございます。
そして、毎年10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」です。
フードロス削減について、スナックミーでもっとできることはないか。
それを探るため、フードロスに関する調査を実施しました。
<調査結果>
1.75%の人が「フードロス」の意味まで理解している。そのうち、78%の人はフードロス削減につながる行動を行なったことがあり、18%の人はきっかけがあればフードロス削減に貢献したいと思っている。
2.アップサイクル食品を購入するきっかけとして、「手軽に購入できる環境があれば」(42%)、「美味しそうで食べてみたいと思ったら」(40%)、「生産者のことや商品開発の背景を知ることができたら」(36%)が上位。
スナックミー【フードロスに関する調査】
特に2番目については、メディアやインフルエンサーのような第三者からおすすめされるよりも、手軽に購入できる環境であることや、開発の背景を知ることで購入する可能性が高くなるという声が多くあがりました。
この結果もふまえて、スナックミーでは一緒にお取り組みをしている生産者様にご協力をいただき、生産者様へのインタビューを通して開発の背景をお伝えできればと考えました。
今回は2021年7月にリリースした「Upパイナップルケーキ」にフォーカスしてご紹介したいと思います。(現在は「Upパイナップルケーキ」の販売は終了しています)
このタイミングでアップサイクル商品を発売させていただくことができたらと考えていましたが、性質上、供給のタイミングが安定しないため、過去にお取り組みを行った生産者様にインタビューさせていただくこととなりました。
Upパイナップルケーキ 生産者様インタビュー🍍
<お話をお伺いした方>
株式会社JFP(ジャパン・ファームプロダクツ) 阿古さま
「アジアで食の『安全・安心・良品質』を提供する農業と食の総合カンパニー」を目指し、日本及びカンボジア産の果物を使用したドライフルーツやカシューナッツの販売を行っています。
公式URL:https://www.japan-farmp.com/
![画像](https://assets.st-note.com/img/1666928787557-IgjtG3eZqI.jpg?width=800)
JFPさんは、主にカンボジア産のドライフルーツを取り扱っており、スナックミーで大人気の「プレミアムドライパイン」の生産者様です🍍
![画像](https://assets.st-note.com/img/1666767447828-SakkJYoDis.jpg?width=800)
スナックミーのアップサイクルおやつプロジェクトにご賛同いただき、2021年に7月にカンボジアで育てられた規格外(割れ・欠けなどがある)のドライパインをケーキにアップサイクルした「Upパイナップルケーキ」を共同開発いたしました。
![画像](https://assets.st-note.com/img/1666767339381-ZMVPT2D8Iq.jpg?width=800)
過去に寒天ゼリーをアップサイクル商品として商品化したこともあったそうですが、本業のドライフルーツ作りをしながら、食品ロス削減への取り組みを同時に行うことが現場の負担となってしまい、力を入れることができなかったとのこと。
新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、本格的に取り組むようになったとのことですが、その背景には深刻な状況がありました。
ーーー新型コロナウイルス感染症拡大以前と比較して、具体的にどのくらいの出荷量へ影響が出たのでしょうか。
弊社では商品の3割ほどが出荷先をなくしてしまいました。また、私たちのモノづくりの拠点であるカンボジアの産地の農家さんたちは、さらに深刻な状況でした。
隣のタイなどへ出荷をしていたパイナップルやマンゴーが、コロナによる国境閉鎖の影響を受けて出荷することができず、値段が急落してしまいました。
マンゴーだと10kg出荷して、手取りがたったの50〜60円。これは現地で飲料水が1L買える金額。そして1食も食べることができない金額でした。
私たちは、コロナ前と同じ価格で生産者さんたちから果物を買い取って、下支えに頑張りました。その中でスナックミーさんとユーザーの方々が先駆けて手を差し伸べていただいたことで、コロナ禍中の現地の生産者へのサポートにつながったことに深く感謝しています。
![画像](https://assets.st-note.com/img/1666928833067-EA55rPZCmk.jpg?width=800)
ーーー10kgで50〜60円…!想像を絶する価格ですね。
そんな中、コロナ前と同じ価格で買い取っていただいたJFPさんは、現地の方にとっては救世主だったことと思います。
では、アップサイクル活動を通して、具体的にどのような影響が出ましたか。
アップサイクル活動を実施してよかったと思う点があれば教えてください。
ドライフルーツのロスが目に見えて減少したことです。
「ひとつひとつ丁寧に作ったものが形を変えて、食べる方に届く」ということが何より作り手として嬉しく、アップサイクルの取り組みへの広がりと共に、安心してモノづくりに取り組めるようになっています。
![画像](https://assets.st-note.com/img/1666931406645-QwBGVb7mpM.png?width=800)
ーーー生産者様にとって、安心してモノづくりができる環境ということは何よりも守っていきたいものですよね。
スナックミーとの取り組みの他に、廃棄されないために始めた活動はございますか?
割れ・欠けにより「規格外」となったドライフルーツを生かしたアップサイクル商品としての案内を推進しました。
その中で、製菓メーカーさんがパウンドケーキに活用していただけました。ただ、現状ではアップサイクルに取り組んでいただけるメーカーさんが少なく、これからのアクションだと思っています。
ーーー現実問題、アップサイクルの活動は消費者のみなさんだけでなく、メーカーさんもなかなか取り組むのが難しいのですね。
最後に、消費者のみなさんにお伝えしたいことがありましたら、ぜひお願いします。
こうして手にとっていただくことが何より嬉しく思います。
フルーツは1年という長い時間をかけて、ようやく消費者に食べてもらうことができる世界です。つぼみの時から、毎日ゆっくり時間をかけて育ち、時には摘果した方が良いのか判断に迷いながらも収穫の時には美味しい果実が実ります。その素材を、そのままの美味しさで無添加ドライフルーツとして丁寧に仕上げています。
しかしながら、無添加のドライフルーツは、自然の影響を大きく受けてしまいます。同じ工程で作っても、加工時のフルーツの生育・熟度の具合により、年によっては色味の違いから規格外品が多く出てしまうことがあります。本来であれば食べていただける素材をスナックミーさんがすばらしいアップサイクル商品にしていただけました。それらの商品を、1日の限られた食の中で選んでいただけることが嬉しく励みになっています。
これからもカンボジアの産地と共に笑顔になれる食を提供できるように頑張ります。
本当にありがとうございます。
![画像](https://assets.st-note.com/img/1666931744653-kM77PutTet.jpg?width=800)
JFPさん、お忙しい中、快くインタビューを引き受けてくださって本当にありがとうございました!
JFPさんのお取り組みや、現地の農家さんの力に少しでもなれる存在でありたいと強く思います。
「#わたしにできるフードロス削減」SNSキャンペーンを実施中です🐿ˎˊ˗
![画像](https://assets.st-note.com/img/1666767805015-FEMT2EGzeF.png?width=800)
みなさまと、少しでもフードロス削減に対してよいきっかけを共有できたらと思い、SNSでのキャンペーンも開催いたします!
以下、キャンペーン概要となります。
■期間
10月28日(金)15:00〜10月31日(月)23:59
■応募方法
TwitterもしくはInstagram上で、
●スナックミー公式アカウントをフォロー
●「#わたしにできるフードロス削減」を付けて完食した様子の写真を投稿
※写真は他社様のお菓子を含めどんな食べ物・飲み物でも構いません
※Instagramはストーリーズが対象
■プレゼント
スナックミーのおやつ8種BOXを抽選で10名様にプレゼント
最後に
ここまでお読みいただきまして誠にありがとうございます。
今後もスナックミーは、サブスクリプションの仕組みを活かしたロスの少ない生産管理・在庫管理に加え、今回のnoteでご紹介させていただいたアップサイクルおやつプロジェクトや寄付制度などの仕組みを通して、フードロス削減の一助を担えるよう、尽力してまいります。
これからもスナックミーをどうぞよろしくお願いいたします🐿
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