フランスではチョコレートの祭典サロン・デュ・ショコラが開幕し、早くもチョコレートの季節の訪れを感じさせています。
チョコレートの定番は、ブラック、ミルク、ホワイトの3種類。加えてここ数年で新たに2種類のチョコレートが登場しました。
チョコレートのシーズンが本格化する前に、この5種類のチョコレートをご紹介します。
ブラックチョコレート(ビターチョコレート)
ブラックチョコレートは、カカオマスが40%以上で乳製品が入っていないチョコレートです。
カカオマスとは、カカオ豆をペースト状にして固めたもので、チョコレートの原料になります。
カカオポリフェノールの健康効果への期待が高まり、カカオ70%以上の高カカオチョコレートが注目を集めています。
ミルクチョコレート
ミルクチョコレートは、その名の通り乳製品が入ったチョコレートです。
ブラックチョコレートよりも甘味が強く、乳製品によるなめらかな舌触りも楽しめます。
ホワイトチョコレート
ホワイトチョコレートは、ココアバターに乳製品、砂糖などを加えて作るチョコレートです。ココアバターはカカオ豆から絞り取られた油で、ホワイトチョコレートもこのカカオバターが含まれているので白くてもチョコレートといえます。
チョコレート色のカカオマスを使用しておらず、苦味がほとんどないまったりとした甘さが特徴的です。
3つの見た目や味についてはわかっていても、カカオマスやカカオバターについて知らないこともあったのではないでしょうか。
ここからは、もしかするとまだ食べたことのないかもしれないチョコレートをみていきます。
ブロンドチョコレート
フランスの「ヴァローナ社」によって開発されたブロンド色のチョコレートです。
ブロンドチョコレートの誕生は、ホワイトチョコレートを作る途中の高温で放置するミスによってできた、ブロンズ色で香ばしいチョコがきっかけになっています。その後数年かけて製品化に至りました。
ブロンドチョコレートにはバターが加えられていて、ビスケットやショートブレッドのような、特徴的な風味があります。
ルビーチョコレート
スイスの「バリー・カレボー社」によって開発されたルビー色のチョコレートです。
着色料によってピンク色になるわけではなく、ルビーカカオ豆の成分を抽出して作られています。ルビーカカオ豆は新種ではなく、特定の産地や種類があるわけでもありません。ピンク色になる物質をたまたま持ったものがルビーカカオ豆となります。
ルビーチョコレートはルビー色だけではなく、フルーティーで酸味のある風味が特徴的です。
今年はどんなチョコレートが生まれるのでしょうか?
まだ見ぬ新しいチョコレートに出会える日が楽しみですね。
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