近年の働き方改革や健康経営をはじめ、日本企業の従業員に対する様々なサービスを提供している企業が増えてきています。人材の流動性が増す日本社会において、従業員に選ばれる企業文化を作るためにも福利厚生は大切な施策の一つと言えるでしょう。
この記事では福利厚生サービスを導入する上で気を付けておきたい点についてご紹介します。
1. 企業が期待している福利厚生の効果とは?
福利厚生施策を導入している企業は、どのような経営課題を解決したくてサービスの導入をしているのでしょうか?
労働政策研究・研修機構の調査によると、福利厚生制度・施策をする上で多い回答として、従業員に対する意欲の向上が挙げられます。また、長期的な投資としてとらえ、企業の信頼感やロイヤリティの醸成、または企業のイメージアップなどがあげられます。
近年は大企業の年功序列や終身雇用制度がなくなりつつあります。人材の流動性が高まっている労働市場において、人材の定着率向上や採用力強化は企業規模問わず抱えている経営課題の一つとなっています。従業員が精神面から安心して働ける職場を提供することで、長期的な成長に繋がることができるでしょう。
2.福利厚生のトレンド
一般的な福利厚生制度として、慶弔休暇制度、病気休職制度、家賃補助や住宅手当の支給、人間ドック受診の補助などを提供している企業は多いのではないでしょうか?
厚生労働省が積極的に推進している”働き方改革”や”健康経営”文脈でサービスをアウトソースしている企業も多くあります。また、オリジナリティあふれる福利厚生を提供している企業も多く存在しています。
例えば、
・年に1回バンジージャンプ代を会社が負担する。
・フリービタミン制度→バナナやオレンジが常備されている
・ディズニー制度→東京ディズニーリゾート2人分のパークチケットを年1回負担する。
・ファミリーイベント→社員の子供が参加できるイベント年1回開催している。
・シエスタ制度→1日1回お昼寝休憩ができる。
・Know me 制度→他部署の人と飲みに行くと会社から一定額の補助がでる。
・HAPPY RICE制度→社員の家族の誕生日に5kgのお米とメッセージをお届けする制度
このように、自社ブランドを強化することができ他者企業との差別化が効果的なのではないでしょうか?
3.ジャンル別の人気の福利厚生一覧
①レクリエーション企画/運営
→運動会代行
国内で唯一の運動会の企画運営を専門で行っている会社です。レクリエーション活動は、従業員間交流、企業としての一体感、チームワーク向上など様々なメリットが挙げられます。コミュニケーション活性化は仕事の生産性に直結しているため、ここぞの時に利用してみても良いのではないでしょうか?
②ヘルスリテラシー向上
→タニタ健康プログラム
タニタ健康プログラムとは、歩数計や体組成形とネットを有効活用し、継続するのが難しい健康活動を仕組化し、簡単かつ継続しやすいパッケージになります。①計る、②分かる、③気づく、④変わるのサイクルを食事、運動、休養の3つの分野からアプローチします。バランスの良い理想的なサイクルを実践することができます。
③メンタルヘルス改善
→リロクラブ
2015年に行われたWHOの調査によると、世界のうつ病患者は3億を超えているといわれています。国内でも患者数が右肩上がりになっているのはご存知でしょうか?
慢性的な不安、悩み、ストレスを感じていては、生産性はもちろん、他のメンバーにも悪影響を及ぼしてしまいます。そんな中、リロクラブが提供している”メンタルヘルスケアサービス”は従業員のメンタルヘルスを未然防止や改善することが可能なサービスです。
④健康経営
→オフィスおかん(食事)
食の福利厚生として健康的な食事ができるサービスになります。お届けするお惣菜はすべて独自開発。お母さんが作るような家庭の味を再現。外食で不足しがちな魚や野菜を豊富に使い栄養バランスからも安心してお召し上がりいただけます。
snaq.me office
上白糖、ショートニング、添加物などを一切使用せずに作り上げたお菓子が届くサービスです。従業員は1個50円~でナッツ、ドライフルーツ、独自に開発したプロテインバーなどの健康的なお菓子を買うことができます。毎月、人気商品などをヒアリングすることで、企業ごとに最適化されたお菓子を選んでくれます。
如何でしたでしょうか?紹介したい企業以外にもたくさんのサービスがあります。企業のブランディング、採用力や定着率をアップさせるためにも、従業員が本当に喜んでくれるサービスをいろいろな視点から検討してみてはいかがでしょうか?
※記事に掲載している情報に変更が加わっている場合がございます。最新のプラン情報についてお伝えいたしますので、まずはお気軽にご連絡ください。
最新のよみもの
-
仕事がはかどる秘密は飲み物に。おすすめオフィスドリンクをご紹介
業務効率をアップさせる飲み物といえば、ブラックコーヒーとエナジードリンクだけだと思っていませんか?生産性の向上を狙うには、手軽でおいしい本格ドリンクの福利厚生がぴったり。『snaq.me office ドリンクコース』のラインナップより、さまざまなシチュエーションにおすすめの飲み物を、アフターコロナのオフィスドリンク事情も踏まえながら見ていきましょう。
-
おいしいコーヒーコミュニケーションが職場にもたらすメリット&活用方法
アフターコロナの時勢を迎えて世間的にテレワークが縮小される中で、従業員同士のコミュニケーションについてお悩みの企業さまも多いのでは?職場の空気活性化におすすめなのは、福利厚生として導入するオフィスコーヒー。「コーヒーコミュニケーション」が生み出すメリットや効果、活用価値などを見ていきましょう。
-
オフィスコーヒー導入前に知りたい3つのこと【検討事項・導入形態・サービス比較】
ビジネスシーンに欠かせない飲み物といえばコーヒー。さまざまなメーカーが、企業の福利厚生の一環としてオフィスコーヒーサービスを提供しています。中小企業向けからホテル・レストラン仕様の業務用まで、ニーズごとに選択肢はさまざま。導入前に知っておきたい重要なポイントを、事前の検討事項、導入形態、大手コーヒーサービスの比較の3つの観点でご紹介します。
-
オフィスカフェで職場をゆたかに。運営方法・おすすめ備品・メリットをご紹介
職場に「オフィスカフェ」の福利厚生を導入する企業が増えてきています。簡単&リーズナブルに設置できて従業員のコミュニケーション活性化につながり、コーヒーブレイク以外の用途も多いオフィスカフェは、アフターコロナ時代の職場づくりのカギになるかも?お菓子やドリンクの福利厚生をご提供中の私たちスナックミーと一緒に、そのメリットやおすすめ備品を詳しく見ていきましょう。