中小企業を悩ませる経営課題として挙げられるのが「人材不足」です。特に地方では人口減少や少子高齢化の影響が大きく、人手不足が深刻になっています。この問題の対策として注目されているのが福利厚生です。
しかし、費用や管理面の負担から導入を見送っている企業も多いのではないでしょうか。そこで今回は、地方の中小企業におすすめできる気軽に導入できる全国対応の福利厚生サービスをご紹介します。
中小企業の人材不足
中小企業が抱える経営上の課題は、売上不振、営業力の強化、財務体質の改善など多岐にわたります。そのうち、近年で重要性が増しているのが「人材不足」の問題です。
2019年10月の日本政策金融公庫「全国中小企業動向調査」によると、経営上の問題点として「求人難」を挙げた企業の割合は2009年から大幅に増加していることがわかります。
<参考URL:https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/smseach2019_10.pdf>
また、中小企業庁による「2018年版中小企業白書」によると、規模の小さい企業ほど人材の未充足率が高いことがわかります。人材不足はどの規模の企業でも問題となりますが、とりわけ中小企業にとって深刻な課題になっているのです。
<参考URL:https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H30/h30/index.html>
福利厚生サービスの魅力
人材不足対策として、給料アップよりも取り組みやすいのが福利厚生です。それでは福利厚生サービスを充実させることで、一体どのような効果があるのでしょうか。
① 採用力の強化
福利厚生の充実は、採用力を強化し新しい人材を獲得することにつながります。
近年では働き方改革が進み、ワークライフバランスを重視する人が増加しています。福利厚生が充実している企業は働きやすい環境を整えていると評価され、求職者にとって魅力的にうつります。
② 従業員満足度の向上
現在は転職活動が盛んになっているため、働く環境などに関して不満がある従業員は長く働き続けることはありません。できるだけ長く従業員に働き続けてもらい人材を確保するためにも、従業員満足度の向上は不可欠と言えます。
従業員が気軽に利用でき、満足度の高い福利厚生サービスを導入すれば、企業そのものに対する従業員満足度が向上することができます。
また、福利厚生サービスの充実で働きやすい環境を整えることができるので、一人当たりの生産性向上も期待できます。このように、福利厚生は人材不足に対して大きなメリットを持つとはいえ、中小企業においてはそれに割く費用や人員が限られていることも事実です。
そこで、費用の負担が少なく、気軽に始めることのできる福利厚生サービスが重要になります。
中小企業におすすめ 福利厚生サービス3選
・オフィスおかん
管理栄養士が監修した健康的なお惣菜を1品100円で提供するサービスです。専用冷蔵庫・ボックス・料金箱を設置してもらえるので、電子レンジを用意するだけで始められます。初期費用は無料で、日本全国に対応しているので、地方の中小企業でも導入しやすくなっています。
・ユニマットライフ
オフィス内で利用するコーヒー、お茶、水を提供するサービスです。コーヒーメーカー、ウォーターサーバーは無料で、給茶機、R.O機は比較的安価で貸し出しているので、費用負担があまり大きくありません。一部地域を除いたほぼ全国に対応しています。
snaq.me office
上白糖、ショートニング、添加物などを一切使用せずに作り上げたお菓子が届くサービスです。従業員は1個50円~でナッツ、ドライフルーツ、独自に開発したプロテインバーなどの健康的なお菓子を買うことができます。毎月、人気商品などをヒアリングすることで、企業ごとに最適化されたお菓子を選んでくれます。
※記事に掲載している情報に変更が加わっている場合がございます。最新のプラン情報についてお伝えいたしますので、まずはお気軽にご連絡ください。
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